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【ロンドン13日=黒井崇雄】
イタリアの自動車メーカー大手フィアット・グループの経営危機が表面化している。同社は全従業員の2割強にあたる8100人のリストラ計画を打ち出したが、株価は20年ぶりの安値にまで落ち込んだ。市場では、大株主の米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)による買収の観測も強まっている。
フィアットが労組に提示した計画によると、7600人の従業員を対象に1年間のレイオフ(一時帰休)を実施するほか、500人の早期退職者を募集する。国内5工場で人員が削減され、南部のテルミニ・イメレーゼ工場は操業停止に追い込まれる見通しだ。
フィアットは1990年代後半以降業績が悪化し、2000年にはGMから20%の出資を受けた。しかし、2002年上半期(1―6月)には約8億ユーロ(約960億円)の営業赤字を計上した。
(10月13日23:31)