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『新浪科技』10日付報道によると、NECが、中国移動[香港上場、チャイナモバイル、0941]から100万台のカメラ付き携帯電話端末を受注した。予定では、2005年までに年間300万台を納入し、その規模は1000億円相当になる。
NECは、香港の大手通信事業者であるハチソンに端末を提供するメーカーとして選定されているなど海外でも実績を積んでおり、他の日本メーカーと同様、中国市場におけるシェア拡大に注力している。中国では米モトローラやフィンランドのノキアが外国メーカーとしては主勢力となっており、日本メーカーは遅れをとっていた。その原因は日本との通信方式の違いである。
今回NECが納入する新機種N8には1インチのカラー液晶画面と小型のカメラレンズが搭載されており、予想小売価格は4000元(約6万円)前後、中国の富裕層、ビジネスマンをターゲットにしている。中国移動がすでに開始しているGPRSなどのデータ通信サービスを通じて他の端末とデータの送受信が可能。
同機種は10月中旬より出荷を開始し、来年3月末までに50万台の納入が見込まれる。また4月には後続機種を投入する予定。