現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
発信:2002/09/19(木) 13:00:01
『中新網』18日付報道によると、先日、中国人民銀行が最新の統計を発表から、4大国有商業銀行(工商銀行、農業銀行、中国銀行、建設銀行)の不良債権率が下降し続けていることが明らかにされた。
『証券時報』によると、8月末現在、これら4行の貸付総額は年初より5339億元増加し、前年同期比1712億元増となった。また、6月末現在、不良債権残高は年初より597億元減少し、不良債権率が2.65ポイント減少した。
今年4月より開始された人民銀行の新しい指導措置が効果を発揮しており、これら国有独資商業銀行の貸付は急成長している。このうち、人民元建て貸付は5107億元で増加し、前年同期比1242億元増であった。一方、1998年より減少を続けていた外貨建て貸付も、年初より28億ドル増、前年同期比57億ドル増となった。
今回の統計によると、これらの国有商業銀行は、市場化にむけ改革を進め、資金運用をサポートするメカニズムを作りあげるほか、内部の構造改革によって貸付審査の適切化をすすめてきた。このような努力の結果、貸付が急増し不良債権が減少してきたのである。
今後も、各方面への政策的貸付が実現していけば、中小企業ローンを初めとする国有商業銀行の金融サービスはさらに改善され、下半期も貸付は着実に増加するとみられる。試算では、今年1年の国有商業銀行貸付額は新たに7300億元増加し、前年同期比890億元増となる見通し。