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(回答先: 竹中金融相を全面的に支持=緊急対応戦略に期待−米CEA委員長【ワシントン11日時事】 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 10 月 12 日 10:29:04)
昨夜の朝日テレビ・ニュースステーション、ごらんになったでしょうか。森永卓郎氏がコメンテーターで出演しており、つぎのような発言をしていました。
『現在の金融システムは既に危機に陥っているので、早急な対応が必要です。今、竹中さんがやろうとしているのは、不良債権処理の断行とインフレ・ターゲットなんですね。問題は、どちらを先にやるかなんですよ。インフレ・ターゲットを先にやってデフレを止めてから不良債権処理を行えば、日本は残るが、その逆をやれば日本には星条旗が立つことになる。この状況で補正予算を組まないという事であれば、後者のシナリオ、つまり多くの企業を破綻させ、それをハゲタカに食わせた後、インフレ・ターゲットを行うという確率が高いので、日本は現在、米の51番目の州になる道を歩んでいるんですよ。』
ニュース・ステーションのような番組で、このように発言するのって、かなり勇気がいったと思います。森永さんの顔、ちょっと、ひきつってましたよ。かなりの覚悟が必要だったんじゃないでしょうか? 久米宏は、これに対して何のコメントもせず、すぐ次の北朝鮮拉致事件のニュースをしゃべり出しました。聞くところによると、この番組は事前の打ち合わせはあまり行わず、かなりアドリブ的に番組の進行を行っており、けっこうハプニングがあるそうです。久米さん、内心、おいおい、それって暴走し過ぎだよって事で、ちょっとびっくりしたんではないでしょうか。自分も見ていて、びっくりしました。
森永卓郎氏は、時々コメンテーターとして、ニュース・ステーションに出てますが、今回は『星条旗』、『ハゲタカ』、『51番目の州』などという過激なキーワードを用いて、かなり、踏みこんだ発言をしていると思います。いつもは、非常にソフトなしゃべりで、竹中平蔵氏や、木村剛氏にくらべるとキレが感じられず、今まで、あまり注目していなかったのですが。
ネオ・コンの手先であるジャパン・ハンドラーの圧力で番組降ろされたりしないでしょうかね。
ところで、森永氏はデフレ進行の抑止政策として、インフレ・ターゲットが有効であるという理論を基礎に、今回の発言を行っているわけですが、あっしらさんの指摘によりますと、デフレを阻止するためには、物理的供給量に対応する通貨的需要量の増加が必要であるが、現状の経済状況でいくらインフレ・ターゲットを実行しても、通貨供給量が増えるだけで、通貨的需要量、つまり、勤労者可処分所得は増えないため消費は拡大せず、デフレ進行を止める方法としては、インフレ・ターゲットは有効ではないという事です。↓
http://www.asyura.com/2002/hasan15/msg/298.html