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【マニラ11日若松篤】
マレーシアのマハティール首相は十日、クアラルンプールで開かれた韓国に関する経済フォーラムでの質疑で「日本を注視し続けている。モデルとしてではなく、日本が犯した失敗を繰り返さないために」と語った。
二十年前に打ち出されたルックイースト政策では、日本と韓国が開発のモデル。だが、長引く経済不況から抜け出せない日本は、今や「反面教師」となっている。同首相は「韓国が通貨危機から脱出できたのは強い民族主義と規律、高い労働意欲と救国の思いがあったから」と評価して「成否を分けるのは人々の文化だ」と強調。
そして、日本については「労働の規律と意欲が低下している」とした上で「日本は自分の文化を根本的に変え、西洋文化に同化しようとしているが、困難なことだ。レイオフ(一時解雇)にしても、簡単に実施できる西洋、恥と感じる日本では受け止め方が違う」と指摘。「以前の日本に今ほど多くの金髪日本人はいなかった」とし、経済や文化で西洋に倣おうとする姿勢が問題とした。
なお、同首相は八日のマレーシア・中国経済会議の演説で「中国も東方の国。学ぶべき対象となり得る」と語り、中国がルックイースト政策の対象になるとの考え方を明らかにしている。