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【シンガポール10日=中津幸久】
「日本の失敗は西洋文化を崇拝しすぎたからだ」「我々は中国からも学ぶことができる」。マレーシアが日本や韓国から学ぶ「ルック・イースト」政策の生みの親、マハティール首相が日本に苦言を呈したり、同政策に中国を含めると述べるなど、政策の軌道修正をにおわす発言が目立っている。日本の長期不況を受け、ルック・イーストに占める日本の比重低下を反映しているようだ。
マハティール首相は10日、韓国経済についてのフォーラムで、「日本の若者は西洋かぶれしている。以前はこんなに多くの日本人が金髪に染めているのを見なかった」と発言。日本は文化を西洋化しようとした結果、日本人の労働倫理や勤勉さが低下したとして、「日本が犯した誤りを避けるためにも日本を見守る必要がある」と指摘した。
対照的に、首相は韓国について「非常に愛国主義的で、自らの文化や特質を保持している」と成功の秘けつを分析した。
また、マハティール氏は8日、マレーシアと中国との経済シンポジウムの席上、「ルック・イーストを始めた時は、中国は対象外だったが、今や彼らの成功について学ばなければならない」として同政策に中国を含める意向を示した。
(10月10日22:25)