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【ワシントン9日時事】
世界銀行は九日、十五日に償還期限を迎えるアルゼンチン債(二億五千万ドル=約三百億円)について、同国が償還不能に陥ったことを明らかにした。
この債券は世銀保証付きのため、世銀が肩代わりして債券保有者の償還に応じることになる。ロイター通信によると、保証付き債券で世銀が支払いを余儀なくされるのは初めて。
昨年末に国際通貨基金(IMF)が対アルゼンチン追加融資を凍結した後、同国は民間債権者に対してモラトリアム(債務返済停止)を宣言、事実上のデフォルト(債務不履行)状態に陥った。
今回の償還不能は財政・外貨事情の一段の深刻化を示すものだ。
このほか、アルゼンチンは年内にIMFや世銀、米州開発銀行(IDB)からの融資約二十二億五千万ドル(約二千七百億円)の返済期限を迎える。
返済できない場合、各国際機関からの新規融資獲得が不可能になるため、同国はIMFとの融資再開交渉の早期合意を目指しているが、めどは立っていない。