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【NQN】10日前場中ごろの東京株式市場で、日経平均株価の下げ幅は
200円を超え、一時8300円を割り込んだ。取引時間中のバブル経済崩壊
後安値(8498円46銭)を下回る水準で寄り付いたが、その後もじりじり
と下げ幅を拡大する展開。東証株価指数(TOPIX)も一段安となっ
ている。不良債権処理加速に伴った景気悪化懸念から、引き続き銀行株
や過剰債務を抱える銘柄が軒並み安い。企業収益の先行き懸念から9日
の米国株式相場が急落するなど、世界的な連鎖株安傾向が強まっており
、ハイテク株もそろって下げている。相場全体に下げ止まりの兆しが見
えず、押し目買いは目立たない。機関投資家や個人による見切り売りに
加え、海外の投資信託や年金などによる換金売りが下げに拍車をかけて
いる。
10時現在の東証1部値上がり銘柄数272に対し、値下がり数は1053。
変わらずは157、比較不可が1となっている。概算で売買高は2億5960
万株、売買代金は1675億円。
松下、ホンダ、古河電、いすゞ、三菱電、新日鉄、アドテスト、東エ
レクなどが年初来安値を更新し、東証1部の年初来安値更新銘柄(QU
ICKベース)は400を上回り、すでに今年最高に達している。みずほ
HD、UFJ、日本オラクル、日立造、松井、戸田建、日商岩井などは
上場来安値を更新した。主力銘柄の節目割れも相次いでおり、ソニーが
5000円を割り込んだほか、東芝は300円を割り込んだ。前日1000円の大
台を下回ったばかりのソフトバンクは800円台まで下げている。
一方で「日本政策投資銀行が企業再生資金に出資する」と伝わったダ
イエーが高く、社員の田中耕一氏がノーベル化学賞を受賞した島津が急
伸している。武田、JR東日本など景気動向に左右されにくいディフェ
ンシブ関連の一角が堅調。
東証2部株価指数は続落。9日まで8日続落しているが、相場全体の
軟調を映して、主力株に換金売りが加速しているようだ。邦チタ、荏原
実業、ケンタッキー、日精鉱などが安い。