現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
内閣府が8日発表した8月の機械受注統計によると、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)は前月比13.6%減の7676億2800万円となり、5カ月ぶりに減少に転じた。下げ幅としては1997年3月以来、過去3番目に大きい。製造業が17.2%減の2831億7500万円と大幅に落ち込んだためで、製造業からの受注額は現行基準で過去最低となった。ただ今回の減少要因は前月までの増加への反動減の要因が強いため、内閣府は「機械受注は底入れの動きがみられる」との基調判断を変えなかった。
機械受注は機械メーカー280社が各業界から受注した生産設備用機械の金額を集計した統計。今回落ち込んだ製造業のうち、電気機械や自動車といった業種からの受注が2割強減となったが、前月までの反動減が原因だ。また化学工業の減少も大半が反動。船舶・電力を除く非製造業も5.1%減少したが、反動減の品目が多い。内閣府は今回の船舶・電力を除く民需の減少幅について「実勢がこれほど大きいと考える必要はない」としている。
(15:17)