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香港『文匯報』9日付報道によると、ある銀行が中国人民銀行に対して、人民元金融市場を成立させるため外資銀行にも香港ドルの人民元預金への転換を認めるべきだと提議した。
これについて、恒生銀行有限公司[香港上場、ハンセン銀行、0011]副董事兼行政総裁の鄭海泉氏は、香港は国際金融センターであり、同時に大陸の金融センターでもあるため、人民元の業務を行わなければ香港の発展には不利であると分析している。
また同氏は、同社がまもなく大陸の外国為替業務認可を得ること明らかにした。
同氏は、第1四半期(1−3月)においてクレジットカードのデフォルト率が約7%に達していることについて、好況に転じるかどうかは香港の将来の雇用と経済状況に左右されてると語っている。クレジットデータシステムの確立については、銀行がコストの問題を抱えてしまうと分析し、特に大手銀行の提供する資料が多いため公平性にも関わってくるとしている。しかし、同社の協力の方向性は変えていない。
また、香港の1月、2月における貸出市場は成長しておらず銀行預金も縮小したため、3月の破産件数は2月よりさらに厳しくなり、ハンセン銀行顧客の破産件数も上昇すると予想している。
HSBC Web site
http://www.hsbc.co.uk/
恒生銀行 Web site
http://main.hangseng.com/