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経済産業省は5日、中小企業の資金繰りを支援する「中小企業信用保険制度」の赤字額が2002−05年度の4年間で計約1兆5000億円に上る見通しを明らかにした。同省は制度を主管する中小企業総合事業団の積立金を大幅に取り崩しても赤字の穴埋めができないため、事業団に対し、4年間で約4000億円の財政資金投入が必要と判断、財務省と調整を急ぐ。
事業団の巨額赤字は、政府が金融機関の貸し渋り対策として、実質無担保で実施した特別保証先の焦げ付きが多発、代位弁済(肩代わり返済)が急増しているのが主因で、過去の安易な景気対策のつけを回される国民の批判を招きそうだ。
信用保険制度は、中小企業が金融機関などの融資を受けやすくするための「信用保証制度」を支える再保険制度。