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平蔵の相棒、早くも脅し文句−。不良債権処理戦略チームの元日銀マン、木村剛氏が過剰債務企業を念頭に、講演で「問題企業は退場しろ」と超過激な発言を行った。危ない企業の「51社リスト」が金融機関に出回るなか、竹中平蔵金融・経済財政担当相の肝いりでメンバーに加わった木村氏の発言だけに、週明けの株価に影響が出そうだ。
金融コンサルティング会社社長の木村氏も参加して3日、「金融分野緊急対応戦略プロジェクトチーム」が発足した。
不良債権処理の超強硬派起用を嫌気し、3日の平均株価は9000円割れし、19年ぶりの安値に落ち込んだ。4日は小反発したものの、竹中−木村のハードランディング路線に先制パンチを食らわせる形となった。
木村氏は4日、広島市での講演で不良債権問題に触れ、まず、「マイカルや佐藤工業など、これまでに破綻(はたん)した企業は、以前から問題があったのに銀行が隠していただけ」と前置きして、こう指摘した。
「デフレのせいじゃない。本当に(デフレで)悪くなった中小企業とごちゃ混ぜにしてはいけない」
この後、脅し文句に。「問題企業が退場せず、債権放棄を受けた企業が安売りするなど競争を激化させ、デフレになりやすい状態を作っている」
具体名は出さなかったが、ダイエーや準大手ゼネコンなど借金棒引き組を念頭に、早期処理が必要との認識を示した。
体力低下の銀行に「公的資金をジャブジャブ注入すべし」とする積極派だが、「(公的資金を)入れるか入れないかは技術的な問題」と語り、この日は踏み込んだ発言をしなかった。