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竹中「枯葉作戦」で日本は焼け野原 選択11月号より
http://www.sentaku.co.jp/keisai/kantou.htm
1936年、広島県庄原市生まれ。東京大学経済学部卒。警察庁に入り、警備局理事官、官房調査官を経て79年に衆院選出馬、現広島六区で八期連続当選。運輸、建設相を歴任。兄は亀井郁夫参院議員。
亀井静香
(前自民党政調会長)
l 竹中チームの不良債権処理加速案が、日本を震撼させています。
亀井 経済は破局に近い状況、その直前まで来ている。私は一年半前にそれを見越して自民党総裁選で主張した。日本はアメリカ頼みの経済ですが、どうやら米国経済が下降局面に入り、向こうが風邪をひいたらこちらは肺炎になる、とね。残念ながらその通りの状況になっている。小泉さんは「私が求めた痛みが始まった」と言うけど、それ自体が自分の失政の結果と感じないとすれば、政治家として根本的に間違っていると思いますね。政治家は痛みでなく幸せを与えるものだ。
l 成長なくして改革なし?
亀井 経済を成長させないで、過去の借銭を返せるわけがない。引田天功だってそんなマジックは使えません。かつて建設会社がつぶれたとき、小泉さんに「亀ちゃん、(改革は)うまくいってるよ」と言われて驚いたが、本人は間違ったとは思っていないんでしょう。「景気が悪くなれば国民がシャンとして改革の意欲が出てくる」ともおっしゃるが、これは精神論だね。日本は企業の九八%が中小零細業者。そこで倒産が相次ぎ、一日百人も自殺者が出る状況で、日本の青写真を描けといってもエネルギーが出てこない。
l 苦あれば楽あり、ではないと?
亀井 中小がバタバタつぶれ、勝ち組の大企業が生き残れば、国際競争力が強まるというが、下請けなしで大企業がやれるわけがない。弱い木を間伐して強い木だけで元気な森をつくろうという考え、日刊紙がはやすおかげで国民は拍手喝采だが、実は森全体に枯葉作戦を仕掛けているのと同じだ。そこに舞いおりてくるのがハゲタカなんです。不良債権処理は、日本に上陸してきたハゲタカに餌をくれてやるようなもんで、買い叩きの好機だし、日本には競争相手がいないから、やりたい放題。竹中さん(の不良債権処理策)をアメリカも支持するわけだ。
公的資金投入は不要ですか。
亀井 竹中さんは天の声のように言うが、私は投入そのものに反対するわけではない。でも、中小企業向け債権は二、三年支払い猶予するモラトリアムとか、投げ売りさせない基準を設けるとか、公的資金がハゲタカに食われてしまうことのないようにしなければ。借金経営でもぐるぐる回して生きている企業に債務超過のレッテルを貼り、退場に追い込むために金融機関を使い、無理なら金融機関まで退場させる。これは日本型資本主義の全否定です。このままじゃ焼け野原になる。
l 焼き畑なら後で芽が出ます。
亀井 いや、この一年半、改革なんて何も進んでいない。自民党の政調が機能しとらん。役人を使わんからですよ。無駄かどうかは役人がいちばん知っている。削減目標だけ政治が決めて、あとは役人に任せればいい。石原伸晃(行革担当相)あたりがごちゃごちゃ言ってみたところで、役人は身構えるだけ、身を守ることしか考えないから、改革が羊頭狗肉になるんです。
l 誰も国益を考えない?
亀井 とにかく国が溶けだした。国際協調は大事だけれど、コスモポリタンや市場原理主義で日本を壊しちゃいけません。日刊紙の経済記者はそれを理解せず、退廃が著しい。アメリカ資本主義が最高だと思い込んでいる。日経の鶴田(卓彦社長)さんにも「あんたんとこ、政治面はいいが経済面はどうも……」と苦言を呈したんだが。
〈インタビュアー 阿部重夫〉
選択の今月号も竹中バッシング。毎日こうも竹中バッシング記事を読むと食傷ぎみ。
Ddogは柳沢元大臣が更迭された時点で、竹中バッシングの嵐を予想しましたが、こうも酷いと…。
ハードランディングは、支持すべき政策で、やらねばならないと思うが、竹中カルト大臣のもとではもはやヤラナイ方がよかろう。
亀井さん最近やけに頬がこけて大丈夫だろうか?もし癌だったら最後のご奉公だ、小泉・竹中を地獄へ道づれにしてくれヤ。