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本誌記者が石井紘基代議士(61)と最後に会ったのは10月23日のことだった。議員会館ですれ違ったとき、
「いい話があるんだ。書いてよ。これは間違いなくでかくなる話だから・・・」
と耳打ちしてくれら。
「その話、でかいけどまたヤバイ話じゃないですか」
と冗談で返すと、
「まあな。俺、ヤバイことばっかやってるからな」
と笑って答えた。
実はその数週間前にも、こんなことがあった。別の記者が民主党議員の秘書から、
「石井先生のところに政界を震撼させるすごいネタが入ったみたいだ。当たってみるとおもしろいかも・・・」
と聞かされたのだ。記者が石井氏に当たったところ、
「まあまあ、そう焦りなさんな。いま証拠固めの最中だから。いずれ時期を見て国会で質問する。そのときは連絡するよ。これが表ざたになったら、与党の連中がひっくり返るような大ネタだよ」
と言って、たばこをぷーっとふかした。
今回の凶行はまさに、石井氏が何か大きな疑惑を国会で追及する準備を始める矢先の出来事だったのだ。
(中略)
石井氏刺殺のニュースが永田町に流れると、同僚議員たちの脳裏にはさまざまな”疑惑”が浮かんだという。民主党関係者はこう話す。
「真っ先に頭に浮かんだのが、ある保守系大物代議士の産廃がらみの利権です。石井さんが調査を始めたと聞いていたので、『ついに、やられたか』って直感しました」
石井事務所の関係者も、こう打ち明ける。
「実は、自民党関係の政治資金に不審な点があり、それを徹底的に洗っていたところなんですよ。すでに何かをつかんでいたようでした」
石井氏と親しくしていた紀藤正樹弁護士も、悔しそうにこう話した。
「石井さんは一般市民の目でずっと政治を続けてきた稀有な政治家。彼は国会で質問することが国会議員の使命だと考えていた。
彼に追及されて困る人は世の中にたくさんいる。利権に巣くっている人たちにとってみれば、彼がいなくなったことは大きなメリットです(後略)」
http://www3.asahi.com/opendoors/span/syukan/index.html