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マクロ経済の無知をさらしてる。 投稿者 ● 日時 2002 年 10 月 26 日 13:07:57:

(回答先: Re: 竹中流はデフレと不景気で出てきた新たな不良債権の責任を『おまえら銀行のせいだ』と言えるのか 投稿者   日時 2002 年 10 月 26 日 00:31:34)

勉強するなら、竹森俊平が良いらしいよ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/cm/member-reviews/-/AD6O3GUOD5MI/250-3595447-7517833

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経済論戦は鮮やかに甦る! 2002/10/17
一気に読んでしまった。

現代日本経済をみる最大の焦点は、リフレ派対構造改革派の対立であることはいうまでもない。前者は、日本のデフレ不況解決の糸口を通貨の再膨張によるデフレ阻止に求める。他方、後者は、創造的破壊を唱える。「構造改革なくして成長なし」というわけだ。

この本では、この対立の軸を、フィッシャーとシュンペーターという二人の経済学者のヴィジョンの違いからはじめていて、読者をぐっと引き込む。フィッシャーというと、フィッシャー方程式とかフィッシャー効果で有名だ。しばしば、それらを使ってリフレ政策の無効性を訴える論者も数少ない。しかし、フィッシャー自身が大恐慌のときに唱えたのは、リフレ政策そのものであったことは注意しておいてよい。

それから著者は、!良債権など構造改革派の議論の分析に向かうが、結論は明快だ。フィッシャーに軍配を上げている。創造的破壊が進むのはマクロ経済が安定しているときであり、構造改革を進めるためにはリフレ政策が必要なのだ。この結論が理論だけでなく、実証研究をもとにしているあたり、著者の議論に信頼がおける。

時間のない人はエピローグだけを読んでもよい。読んで、決して損はしない。

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