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(回答先: 上場企業の含み損、5400億円に=ハイテク株下落響く−大和総研試算(時事通信) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 9 月 30 日 21:23:30)
大和総研は30日、中間決算の期末に当たる同日の株価水準を基準に試算した結果、大手12行が保有する株式の9月末の含み損が、3兆5447億円と、3月末の1兆2922億円から約2.7倍に急増したことを明らかにした。各行とも多額の評価損計上を迫られ、赤字決算なども視野に入りそうで、日本経済にも株安は大きな足かせになりそうだ。
30日の日経平均株価の終値は9383円29銭と、3月末より約14%(3月29日終値1万1024円94銭)下落した。TOPIX(東証株価指数)は921.05と約13%(同1060.19)下落した。
大手行が保有株の含み益がゼロとなる水準は、日経平均株価で9月末は1万875円で、全行が含み損に転じた。3月末の時点では、3行が含み益を維持していた。
生保では、含み益を確保したのは大手7社のうち日本生命保険と明治生命保険だけと見られる。
東証上場3月期決算企業(金融・保険を除く)の保有株式は、9月末で5400億円の含み損となった。3月末の3兆5700億円よりは、含み損が減少した。
【川口雅浩、塚本弘毅】