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豚肉偽装問題で対象品購入客に返金を行なっていた西友の子会社・北海道西友元町店(札幌市東区)に請求客が殺到し、30日までに、販売額の4倍近く返金する異常事態となった。このため、同店では10月6日まで行う予定だった返金を同日から中止し、急きょ、臨時休業にしたが、同日午前には茶髪の若者ら約200人が殺到し、社員と押し問答になるなど一時騒然となった。
同店ではカナダ産豚肉などを国産と偽り、昨年9月から今年9月までに約1380万円を売り上げた。偽装分は94万円だったが、同店では27日から29日までに返金対象販売額の4倍近くの4928万円を支払った。
「基本的には住所や名前などをお聞きするが、お客様なので絶対というわけにはいかない…」(西友本社)として、偽装期間中に「国産豚ロース」か「国産牛タン」を買った覚えのある客に対し返金していた。
だが、レシートがなくても返金に応じたため、客のなかには携帯電話で連絡を取り合うなどした“偽装者”もいたとみられる。なかには、10万円近くの返金を受けた若い客もいた。
さらに、28日には、インターネットの掲示板などで情報を知った若者を中心に「見なれない客」(同店)も来店。29日には、開店直後から100人近くが並び、「金を出せ」「いつもこの店を使っている」など返金を求め、店員にすごむ客などで大混乱した。
同店では「通常の客に迷惑がかかる」として道警に通報する一方で、10月6日まで予定していた返金を中止し、30日は臨時休業としたが、同日朝から茶髪や金髪の20〜30歳代の男女が詰めかけ、パトカーも出動。入り口付近では無理やり店内に入ろうとする若者と警備員がもみ合いになるなど騒然となった。
西友(本社・東京)によると、豚肉偽装で同様に返金に応じている埼玉県の狭山市駅前店では「通常のお客様が返金の対象で特に混乱はないと聞いている」という。
北海道西友元町店での返金手続きトラブルには「真摯にやらせてもらっています。今後については、基本的にお詫びすることと、還元セールを実施することにしている」と話している。