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金融審議会(首相の諮問機関)の貝塚啓明会長(中央大学教授)は、小泉改造内閣で新たに金融担当相を兼務することになった竹中経済財政担当相について、柳沢前金融担当相とは思考様式が全く違うタイプ、との見解を示した。
「中期的に展望したわが国金融システムの将来ビジョン」と題する答申とりまとめに伴う会見で述べたもの。
貝塚会長は、竹中氏について、「前大臣とは、思考様式ががらっと変わるタイプ。どういうふうになるのか、予想の限りではない。予想するのが難しいタイプの人」と評した。
大阪大学時代に、評議委員として同大学の助教授だった竹中氏に対して管理的な立場にあった蝋山昌一金融分科会長(高岡短期大学長)は、1)市場を大事にする立場として、市場の現実を見て欲しい、2)かつての大蔵省時代とは異なる行政の現実を認識して欲しい、3)金融は法律問題と密接な関係があるので、法的側面に目を配ってほしい――と注文した。
柳沢前金融担当相の私的懇話会の報告がベースになっている「中期ビジョン」の今後の取り扱いについて、蝋山氏は、「3つの観点を重視してもらえれば、中期ビジョンの線に沿ってやっていこうと考えるだろう、と期待している。その限りにおいて、(竹中金融相を)サポートするのはやぶさかでない」と述べた。