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<コメルツ銀行 グループ・トレジャリー・アジア 部長 村松良平氏>
前週末の7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)については、内容的には予想通りの内容だったといえるが、公的資金発言に絡む財務相と事務方の足並みの乱れが生じ、世界を舞台にした場で、危機感の乏しさが前面に出てしまったとの印象も残る。
不良債権処理加速の具体的な方向性が注目されるなか、内閣改造の行方が次の焦点。市場と政府が、現状の危機感を共有できるような組閣人事になるかどうかがポイントだが、焦点の金融担当相人事など現状維持をベースとした顔ぶれになった場合、不良債権処理などの政策対応面で踏み込んだものになる可能性は低いとみられ、円に対するネガティブな見方が広がる可能性があるとみている。