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ワシントンを訪れている日本銀行の速水優総裁は28日、欧米の中央銀行トップと相次いで2国間会談を行い、日銀が踏み切ることに決めた銀行保有株式の買い取りについて、理解を求めた。主要国の中央銀行では例がなく、「禁じ手」ともされる今回の措置については、米欧の中銀関係者に批判的な意見も根強いだけに、速水総裁も熱心に説いて回ったようだ。
米連邦準備制度理事会(FRB)のグリーンスパン議長との会談は約1時間。速水総裁は「決断」の理由や経緯について説明し、議長の理解を求めた。ただ、米側は会談の内容や受け止めを明らかにしていない。
さらに速水総裁は欧州中央銀行のドイセンベルク総裁とも会談した。欧州ではドイツ連邦銀行など各国中銀の間には、中央銀行の政治からの独立性、資産の健全性の観点から、今回の日銀の措置に疑問を示す声も大きい。速水総裁は今後とも、各国中銀総裁らと個別の会談を重ねて、理解を深めてもらう考えだ。
(22:08)