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小泉首相は30日、政権発足後初めての内閣改造を実施する。交代する閣僚は数人にとどまる見通しで、焦点の柳沢金融担当相の進退は、首相の判断にゆだねられている。同日午前の臨時閣議で全閣僚から辞表を集めたうえで人事作業に入り、認証式をへて同日夜には小泉改造内閣が発足する段取りだ。
首相は28、29両日、東京・東五反田の仮公邸から外出せず、政府・与党の関係者とは会わなかった。
自民党の山崎拓幹事長は29日、NHKなどの番組で「一内閣一閣僚は首相の人事原則で、極力貫きたいと考えているのは事実だ」と語った。政府・与党の調整で、これまでに塩川財務相と竹中経済財政担当相、坂口厚労相、片山総務相の留任が固まっており、山崎氏は交代する閣僚は「数人」にとどまることを明言した。
閣僚の選考基準について、山崎氏は「構造改革を進める方法として政策転換ということはあり、それに合う人事をやる。首相が示した(改造後の政権の)『基本方針』に合わない人には交代していただく」と述べた。
そのうえで、柳沢氏の処遇は「最も重要な調整点。基本方針にある不良債権処理の促進に合うかどうかが、柳沢氏の政治生命にとって大事なことだ。首相が政策でリーダーシップを発揮するか、人事でリーダーシップを発揮するか、ということだ」と語り、公的資金の活用に対する柳沢氏の姿勢が進退を分けるという見方を示した。
与党内から交代論があった川口外相については、山崎氏は「首脳外交を支える体制が大事。小泉外交を支える役割としては、川口さんは十分優秀だ」と語り、留任するとの見通しを示した。
(20:10)