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(回答先: 報道陣が大混乱=塩川財務相が発言撤回−日米財務相会談【ワシントン27日時事】 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 9 月 28 日 16:20:58)
09/28 19:16 小泉政権へ信認低下も 「公約」の実態変わらず 財 外経73
【ワシントン28日共同】財務省広報は二十八日、塩川正十郎財
務相の「日米財務相会談で公的資金活用を伝えた」との発言につい
て「公的資金には言及しなかった」と否定、不良債権問題への小泉
政権の取り組みに対する市場の信認が一段と低下する懸念が高まっ
ている。
ただ、財務相は「企業の再生・整理を明確にして処理を加速させ
ることをオニール長官には伝えた」と、間接的ながら公的資金活用
の姿勢を示したことを認めており、国際公約の実態に変わりはない
といえる。
混乱の発端は二十七日の日米会談後の記者会見。財務相は、内外
の記者を前に「オニール財務長官から公的資金問題を聞いてきた」
「企業の再生・整理の過程での投入など具体的方法を挙げて持論を
説明した」と述べた。
会見には、財務省の黒田春彦財務官や溝口善兵衛国際局長ら補佐
役も同席。その場では大臣の発言を修正しなかったが、会見から二
時間以上経過して、財務省事務方が「公的資金への言及はなかった
」と訂正した。
事務方は会談議事録の一部を公表するなど火消しに躍起だが、財
務相は当初の会見で「オニール長官に(公的資金問題を)説明した
」と繰り返し明言しており、なお不明な部分が残る。
事務方の慌てぶりの背景には、財務省の直接の所管事項ではない
公的資金問題に、過度に踏み込むべきでないという霞が関特有の思
考もうかがえる。内閣改造をめぐり去就が取りざたされる柳沢伯夫
金融担当相への配慮を指摘する声もある。
国際舞台での失態は、不良債権問題に明確な方針が打ち出せない
小泉政権の迷走ぶりを世界に示した形で、九月中間期末となる週明
けの市場に微妙な影を落とす恐れもある。
(了) 020928 1915
[2002-09-28-19:16]