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国際通貨基金(IMF)のケーラー専務理事は、低インフレ下で経済指標が悪化した場合、中央銀行は一段の利下げに踏み切るべきだ、との認識を示した。
ドイツのNDRラジオとのインタビューで述べたもの。
同専務理事は、「インフレが抑制されている状態で経済指標が悪化すれば、中央銀行は、一段の利下げ余地を探るべきだ」と述べた。
ただ同専務理事は、信頼回復のために、より重要なのは、日欧が、雇用市場改革・医療費削減・減税などの構造改革を実行するかどうかだ、と指摘。ドイツでは、教育の改善も必要だ、との認識を示した。
同専務理事はまた、IMFは、今後数カ月間、景気の回復が続くと予想しているとし、「急ピッチで力強い回復とはならないだろうが、景気後退への逆戻りはないだろう。今必要なのは、コンフィデンスの強化だ」と述べた。