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公的資金注入表明」との塩川発言 投稿者 Ddog 日時 2002 年 9 月 27 日 10:08:56:

◇外為10時・円、強含む 「公的資金注入表明」との塩川発言で
NAA 5950 : 2002/09/27 金曜日 10:14
【NQN】27日午前の東京外国為替市場では、円買い・ドル売りがやや
優勢になっている。塩川正十郎財務相による「7カ国(G7)財務相・
中央銀行総裁会議で公的資金の再注入を表明する」との発言が10時ごろ
に伝わり、小幅ながら円が上昇した。10時前には1ドル=122円37銭と、
これまでの安値圏まで伸び悩んでいたが、塩川財務相の発言を受けて12
2円22―27銭近辺まで上昇している。
 10時時点では1ドル=122円29―32銭と26日の17時時点と比べ60銭の円
高・ドル安水準で推移していた。10時までの円の高値は122円01銭で、
値幅は36銭。中値決済では大きな過不足はなかった。

☆くすぶるドル高修正論、オニール財務長官は否定も 円安は一服
NAA 5910 : 2002/09/27 金曜日 09:49
【NQNニューヨーク=渋谷淳】米エコノミストの間でドル高修正論が根強い
支持を集めている。モルガン・スタンレーのグローバル・チーフ・エコ
ノミスト、スティーブン・ローチ氏が前週、デフレを和らげ日欧に改革
を促すとしてドル安政策を提唱。26日の米国では、7カ国(G7)財務
相・中央銀行総裁会議を控えて会見したオニール財務長官が否定する場
面もあった。円安誘導の思惑が再び広がるなど、週初にかけて円安・ド
ル高が進行。一時のドル高修正論は影を潜めている。しかし、ドルの過
大評価を指摘する声はなお多い。
 ローチ氏は世界経済の不均衡を是正するにはドルの一段の下落が必要
という持論を展開。ドル安が、世界経済のけん引を米国に頼り切った現
状を打破し、米国が直面する「デフレ圧力への対応策としても重要」と
指摘する。加えて、「円高は(日本の)政策対応者を改革に取り組ませ
るきっかけになり得る」と強調。欧州についても同様の効果が期待でき
るという。
 24日には米国際経済研究所がドルに関する討論会を開催。ドルは下落
すべきだという意見で一致したという。討論会に出席したフォーリン・
エクスチェンジ・アナリティクスのパートナー、デービッド・ギルモア
氏は討論会の印象をまとめたリポートのなかで、ここ5、6年に行った
日銀の為替介入がほとんど円相場の傾向に影響を及ぼさなかったといっ
た見方などを紹介。米財務省が実はドル安を歓迎しているとの見解や、
世界経済の不均衡に対する参加者の危機感を伝えている。
 同研究所のバーグステン所長は26日、マーケット・ニュース社とのイ
ンタビューでドル安と日欧に成長を促す必要性を強調。外需に依存ずる
日本の円安誘導政策に否定的な見解を示し、「G7は日本に為替介入を
控えるよう圧力をかけるだろう」と指摘していた。
 G7会議で為替が議題になるとの見方は皆無。ただ、世界経済の成長
に向け、日本に不良債権問題の解決を迫る圧力は強まりそうだ。週初ま
ではデフレ圧力緩和のため円安誘導を許容するといった思惑も浮上して
いた。しかし、23日をピークに円安・ドル高は一服している。米国内に
根強いドル高修正論が、こうした思惑を抑制した可能性は高い。

◇IMF、金融危機融資で「対象国の政策実行力」重視へ
NAA 5946 : 2002/09/27 金曜日 10:12
 【ワシントン=吉次弘志】国際通貨基金(IMF)は26日、経済危機
に陥った新興国向けの対応に関連して、支援対象国の政策実行力を融資
判断の基準に置くことなどを内容とする新提案を発表した。対象国の経
済改革が進まないまま融資が長期化する弊害を防止する狙いがある。
 この提案は28、29日に開く年次総会で示し、各国も了承する見込みだ

 金融危機に陥り支援が必要な新興国向け融資について、IMFは融資
条件の見直しを進めてきた。最大の出資国である米国を中心に、クリン
トン政権時代に融資が安易に発動されたとの批判が高まったことを受け
た措置となる。現在のブッシュ政権が見直しを支持してきた。
 26日発表した「新たな融資ガイドライン」によると、まず危機を未然
に防止するため、国内経済情勢や国際収支状況の分析を通じた早期警戒
態勢を最大限に活用する。そのうえで、危機に陥った場合は、IMFが
経済改革の内容を押し付けるのではなく、あくまでも対象国の主体性を
重視。対象国の自主判断による経済改革計画などを精査し、融資を実行
するかどうか判断することが重要とした。
 すでにこの原則を採用し始めており、経済危機に陥ったアルゼンチン
に対しては改革の遅れなどを理由に融資には慎重に対応している。
 IMFは対象国に融資している民間金融機関が継続的に関与すること
の必要性も強調。一方、実際に破たん状態になっている国については、
IMFや民間金融機関が債権カットをしやすくなる措置を導入する方向
で協議が進んでいる。

以上くいっくより

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