現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
26日付の日本経済新聞朝刊は、日本銀行が、金融危機の未然防止のため、金融機関に公的資金を注入する新制度の導入に向けて政府に働き掛ける方向になった、と報じた。
それによると、25日には山口泰副総裁が大手行の頭取を訪問し、不良債権処理加速のため、貸出債権の査定を厳格化し、引き当てを強化するよう要請した。潜在的な不良債権処理の損失まで引き当てると、自己資本比率が国際基準(8%)を下回る可能性のある金融機関で存続可能な場合には、公的資金を注入すべきだと日銀は考えているという。
現行の預金保険法では、首相が招集する金融危機対応会議で「危機」あるいは「危機のおそれ」があると認定しないと、公的資金は再注入できないが、日銀内部では予防的な資本注入のために新規立法を選択肢とすべきだとの見方が強まっており、財務省や金融庁と今後調整すると、日経は伝えている。