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竹中経済財政担当相は、円高政策について質問され、日本の実質金利はかなり高く、デフレ対策としてマネーが増える状況を実現するなら、実質金利は下がると思うとし、実質金利が下がることは円を高くすることとは逆の方向である、と述べた。
都内での講演で述べたもの。
竹中経済財政担当相は、”レーガノミックスのように産業構造改革の加速のためには円高政策を導入すべきではないか”との質問に対し、レーガン政権は意図的に為替をコントロールしたわけではない、としたうえで、「政府は戦略的意図をもって通貨のあり方をみなくてはいけないが、直接、通貨政策として実現するのは現実には困難である。求められる政策を組み合わせて、その結果として通貨がどう動くかということについて見通すということが基本的考えだ」と述べた。
そのうえで、日本の状況について、「今の低金利のなかで実質金利はかなり高い。デフレ対策としてマネーが増える状況を実現するなら実質金利は下がると思う。実質金利が下がる期待があるからこそ、これが経済活性化につながるとわれわれはシナリオを描いている。実質金利が下がるということは、円を高くするということとは、むしろ逆の方向だ」との考えを示した。