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(回答先: バリック・ゴールドとは?<Re: 金市場、高値安定継続中(住友金属鉱山ゴールドニュース) 投稿者 招き猫 日時 2002 年 9 月 24 日 11:47:30)
マンスリーレポート 2002年7月
アブ・ダハブ
7月は混乱の月だった。米国金融市場は、多様な企業スキャンダルに苦しめられ、ほとんど死に近い経験をした。重要なのは米国の三大銀行の支払能力が問題にされたことだ。米国連銀と財務省がシティーバンク株、バンカメリカ株、JPモルガンチェース株のパニック売りを食い止めるための緊急会議を開いたといううわさがあった。おまけにアルゼンチン、ブラジル、ウルグアイの金融システムが、南アメリカ全体の経済及び金融システムを壊滅に追いやろうとしている。このことが交互に、大きなマネーセンターバンクにさらなるプレッシャーをかけた。
公共セクターは何ヶ月も金価格に下落プレッシャーをかけ続けてきた。米国の3つの主要銀行は、金価格1オンス330ドル超えが、壊滅的損失のトリガーとなる巨大なデリバティブポジションに晒されている。信じられないことに、これらの銀行は数年の金生産量を必要とする複合的なショートポジションをとっている。しかしこれらは銀行であって、金生産会社ではない。そこでこのショートポジションを解消する為に、彼らは公開市場で金を買わなければならないか、世界の中央銀行からゴールドローンを追加するか、あるいはコントロール不能なショートポジションを積み増すことになる。要するに、支配的な米国ブリオンバンクはショートポジションの罠にかかっており、苦境から抜け出す道は無いものと見受けられる。
http://www.jipangu.co.jp/AbuRep/Abu8Jp.htm