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(回答先: 不良債権処理の加速、首相がアジア欧州会議で表明へ〔読売新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 9 月 22 日 22:28:00)
「マクロ経済政策の延長線上で公的資金注入を論じることは誤りだ」。柳沢伯夫金融担当相は21日、米バージニア州で開かれた「日米国際金融シンポジウム」でのテレビ会議で、持ち前の金融機関に対する公的資金注入に対する慎重論を力説した。「日本の金融システム再生には公的資金の活用しかない」という考えが根強い米金融界に、金融当局の基本方針を理解するよう求めた格好だ。
当初、柳沢金融相は現地入りする予定だったが、株安に端を発した経済情勢の不安定化に対処するため、テレビ中継による出席となった。
金融機関への公的資金注入については、「日本は今なお市場メカニズムが支配する経済大国、法治国家だ」と述べ、「金融危機」以外には公的資金を注入できないという法律に従って処理するべきだと主張。注入による経営者のモラルハザード(倫理観の欠如)にも懸念を示した。
その上で、大手銀行の約10兆円分の不良債権を02年度末までに減らす見通しを披露し、04年度に不良債権問題の正常化が可能だと強調した。
また、「日本経済のリスクが増大し、(金融機関と企業の)幸せの均衡は過去のものになった」として、金融機関が資金を調達し、企業に貸し付ける間接金融が限界にきていることを認め、証券市場の改革などで直接金融への移行を促す考えも表明した。
(22:27)