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(回答先: エネルギー安全保障で協力 日中韓ASEANで合意 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 9 月 22 日 20:01:55)
日中韓と東南アジア諸国連合(ASEAN)のエネルギー担当閣僚らは22日、大阪市で会合を開き、緊急時に備えた石油備蓄増強や閣僚間の情報共有などを軸とする対応策で合意した。米英のイラク攻撃をにらんだ布石で、備蓄の手薄なアジアが原油価格急騰の引き金を引くようなアジア発のエネルギー危機を回避するのがねらいだ。
国際エネルギー機関(IEA)によると世界のエネルギー需要の増加の半分はアジアが占める見込みだが、日中韓とASEAN諸国のなかで国家備蓄を持つのは日本と韓国だけ。有事にも原油価格を安定させるにはアジアのエネルギー安全保障が大きなカギになる。
緊急対応策は平沼赳夫経産相が提案、出席閣僚の合意を得た。今後、次官級協議など事務レベルで備蓄放出、備蓄率の変更、緊急増産、消費抑制などの緊急策を詰める。このほか、アジア域内で産出する天然ガス活用に向けたパイプライン整備、地球温暖化にも配慮した省エネルギーや新エネルギー活用促進などのテーマも併せ、協議を継続していく考えだ。 (19:15)