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財務省は20日、国のストックの財政事情を示す「国の貸借対照表(バランスシート)」(01年3月末現在)を発表した。特殊・認可法人を加えた連結貸借対照表を新たに作成したのが特徴で、連結の資産は809兆円、負債は公的年金をどう計上するかで差があり、1007兆〜1678兆円。負債が資産を上回る「債務超過」額は最大で869兆円に達し、破たん寸前の財政事情を改めて裏付ける内容になった。
従来ベースの単体(国の一般会計と特別会計の合計)の貸借対照表は、資産733兆円、負債921兆〜1565兆円で、国債発行残高の増加などで前年比55兆円増えた。
連結では、日本道路公団や公営企業金融公庫など81法人を対象に加えた。道路関係4公団の道路資産などが増えたことにより、資産は国単体と比べて75兆円多く、負債は各公庫発行の債券などが加わって85兆円多くなった。
連結、単体ともに、負債は国が支払いを約束している公的年金の給付額について、(1)厚生・国民年金の積立金(2)積立金に国庫負担分を加えたもの(3)過去に払い込んだ保険料に対応する、将来の給付総額――の3種類で示した。