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(回答先: イスラエル北部の自爆テロ、「イスラム聖戦」が犯行声明〔朝日新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 9 月 19 日 19:54:47)
自爆でバス爆発、暴力の連鎖再発か テルアビブ
2002.09.19
Web posted at: 22:11 JST
- CNN/REUTERS/AP
テルアビブ――イスラエル警察当局などは19日、中西部の大都市テルアビブの中心部にある商店街の通りで同日午後1時(日本時間同7時)過ぎ、バスが爆発、少なくとも5人が死亡、60人が負傷した、と述べた。同国治安当局は、手口などからパレスチナ過激派組織の自爆攻撃と断定した。犯人も死亡した模様。
事件は昼食の時間帯に起き、ユダヤ教のシナゴーグ(礼拝堂)近くの現場周辺は人ごみで混雑していた。目撃者の証言によると、バスは満員状態で、爆発は前部周辺で起きた。死傷者が増える恐れもある。犯行声明などは出ていない。事件が起きたのはアレンビー通りで、今年3月30日にも街頭に面したカフェで自爆攻撃が発生、31人が死傷している。
イスラエル軍がパレスチナ自治政府の主要都市を軍事封鎖し、パレスチナ情勢はここ数週間、小康状態を保っていたが、イスラエル北部のヨルダン川西岸自治区に近いウンムエルファヘム近くで18日夕、自爆攻撃事件が発生。犯人と警官1人が死亡、他の警官と通行人の2人が負傷している。
パレスチナ過激派組織イスラム聖戦が19日、犯行声明をレバノンのテレビ放送局に送り付けており、19日の事件と併せ、流血の連鎖が再度悪化する恐れが出てきた。イスラエルとパレスチナ自治政府は8月中旬、パレスチナ側によるテロの取り締まり次第で、イスラエル軍が自治区内から段階的に撤退することで合意したが、自爆攻撃の再燃で軍の撤退計画が遅れるのは必至の情勢ともなってきた。
イスラエルは、パレスチナ勢力の自爆攻撃などを阻止するため、自爆犯の家族を追放するなどの懲罰措置も加速させている。イスラム原理主義組織ハマスの報道担当官は、19日の事件の背後関係についての情報はないが、「イスラエルは自らの犯罪のつけを払っている」と述べた。
パレスチナの全政治組織でつくる「民族・イスラム勢力委員会」は先月、イスラエル国内での自爆攻撃停止を求める共同宣言案を作成したが、ハマスら強硬派はこれを拒否する姿勢を見せていた。パレスチナ自治政府のアラファト議長が率いる主流派、ファタハは受け入れている。