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(回答先: Re: 趣旨・目的がよくみえない=日銀株買取で竹中経済財政担当相[東京18日ロイター] 投稿者 スーパー銭湯 日時 2002 年 9 月 19 日 00:53:31)
今日の経済的苦境、株価下落の最大の原因は、持合の解消で、解消された株式を誰が引き受け保有するかのグランドデザインがまるでないまま、グローバルスタンダードの旗の下、持ち合い解消が進んだ。そして、東京株式市場は自由落下していった。その結果不良債権の発生再生産が繰り返され、不良債権処理、設備投資減退、リストラ、個人消費の落ち込み、デフレスパイラルへ落ちていったのだ。
戦後行なわれた証券民主化や農地解放とは根本的に違う。(もっとも農地解放の負の部分が語られてないが、どこかで書きます。)
もし当局が証券市場の重要性を認識し、グランドデザインを有すれば、個人株主を優遇し、株式を保有してもらおうくらいの、脳みそがあるはず。それが個人にも持ってもらいたくなさそうな政策をとっています。最終的には元々日銀が持つつもりナノカヨ!10年以内に日銀の保有した株を、誰が買い、最終的に誰が、株を保有するのか、その構想準備がなければ、10年後日経平均3000円の攻防なんてことをやっているでしょう。
日銀は危機意識をようやく持ち劇薬を飲む予定、政府は依然能天気なのか、何も出来ないのか、意識的にか、危機意識をいまだ持っていない。デフレ対策何か出す予定だとは思いますが、今日の会見、小泉総理は、コウゾウカイカク!と叫んだだけで何もなし。ひっくりかえってしまいました。
☆株、「デフレ具体策」肩透かしも期待感継続、銀行株急騰に反映
NAA 7066 : 2002/09/19 木曜日 16:02
【NQN】19日の東京株式市場で日経平均株価は反発。日銀が前日、大
手銀行や一部地方銀行の保有株式を4兆円程度買い取る方針を示したこ
とで株式需給が改善するとの見方が強まり、朝方は上げ幅が400円を超
える場面もあった。
ただ、午後に入ると伸び悩んだ。正午から都内で始まった時事通信社
主催の講演会で、小泉純一郎首相が「デフレ対策に即効薬はない」など
と述べ、新たなデフレ対策の具体案に触れなかったためだ。きょうにも
、「緊急対応戦略」の骨格が示されると見ていた市場参加者は肩透かし
を食らった格好で、日経平均の上げ幅は結局200円に届かなかった。
だが、市場では、政府の追加デフレ対策への期待感は消えていないよ
うだ。「デフレ対策はこんな『短編小説』では終わらない」(大和証券
の大賀豊文エクイティ部長)との声は多い。一つには、今回の首相訪朝
が「拉致日本人8人死亡の判明」という結果に終わり、官邸がその対応
に忙殺されデフレ対策の策定が遅れているとの認識が市場にあること。
さらに、12日の日米首脳会談で、不良債権処理を求める米国の圧力が予
想外に強かったうえ、「日銀が捨て身の決断をしたのだから、政府も当
然何らかの施策を打ち出してくる」(コスモ証券の佐藤博商品部長)と
の見方が根強いためだ。
東海東京証券の矢野正義市場情報室長は、そうした期待が19日の銀行
株の値動きに表れたと指摘する。後場寄り付き直後にみずほHD、UF
J、三井住友銀が一時ストップ高となり、三菱東京FGも値幅制限一歩
手前まで買われた。後場の買い手口を見ると、みずほHDはゴールドマ
ンと日興ソロモン、UFJはゴールドマンと野村、三井住友銀は野村と
日興ソロモン、三菱東京FGはインドスエズや野村などの買いが目立つ
。矢野氏は「国内外の機関投資家が、政策転換を先取りして銀行株を買
ってきた」と見る。
あす20日に政府は経済財政諮問会議を開催、柳沢伯夫金融担当相や石
弘光政府税調会長らを呼んでデフレ対策を協議する。「緊急対応戦略」
は最終的には10月にまとまる予定。それまで、売り込みにくい地合いが
続くのではないか。(稲留正英)
くいっくより
この板でも、経済学(未発達な学問の代表)的立場で、あっしら氏、匿名希望氏等、各氏が論戦していますが、資本主義社会の心臓部である証券市場の問題点、実態経済への波及効果等の視点が、まだまだ欠如されていていることが多く、残念な次第です。
証券市場に携わっているから過大に考えているのではないと思う。