現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
米シティグループと三井住友海上火災保険との合弁で設立した「三井住友海上シティインシュアランス生命保険」は 19日、金融庁から認可を取得した。生保商品の銀行窓販が解禁されるのに合わせ、運用実績に応じて将来の受け取り額が変動する変額年金保険を10月1日から販売する。シティにとっては日本の生保市場への新規参入となる。
同日午後、金融庁が認可を発表した。広報担当の福原健一氏によると、新会社はシティが49%、三井住友海上が51%を出資して資本金30億円で発足。 10月の営業開始までには両社の出資により61億円程度まで増資する。シティ側から井本満氏が、三井住友海上から山本文夫氏が共同社長(CO-CEO)に就任した。当初50人程度の人員は年度内にも60人規模に増やす方針だ。
日本では超低金利の長期化や来年4月に予定される(決済性を除く)ペイオフの全面解禁などを踏まえて、内外の金融機関が個人金融資産の取り込みを狙っている。同社では「変額年金市場は、まだ黎明(れいめい)期にあり、三井住友とシティのブランド力で開拓は十分可能」(福原氏)としており、同市場で「トップシェアを目指す」。
同社の変額年金保険は、死亡保障としてあらかじめ決めた一定額以上を受け取ることができる一方で、契約時に預かる資金を同社などが選定する投資信託などで運用。運用実績により満期時などの受取金の額が変動する。シティバンクや日興コーディアル証券、三井住友銀行、大和証券などを含む、シティ、三井住友グループ双方の親密金融機関などを通じて販売する。
三井住友海上の株価終値は前日比31円(5.6%)高の581円。