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<朝日>替)東証、大幅上昇 一時400円以上高
NAA 6586 : 2002/09/19 木曜日 11:29
19日の東京株式市場は、日銀が銀行の保有株式を購入すると決
めたことを好感して、大手銀行株を中心に幅広い銘柄が買われ、大
幅に上昇して始まった。日経平均株価は一時、前日終値より412
円54銭高の9884円60銭まで値上がりし、午前の終値は前日
比319円57銭高の9791円63銭だった。東京証券取引所1
部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は、前日比30
.54ポイント高い958.33だった。出来高は5億8000万
株だった。
不良債権処理を促す日銀の政策転換で、金融システム不安の懸念
が後退したことから、4大銀行グループ株には取引開始直後から、
大量の買い注文が集まり、値が付かない状態がしばらく続いた。東
証の銀行業株価指数午前の終値は前日終値より17.09ポイント
高い214.23まで上昇し、取引時間中としては8月28日以来
の200台乗せとなった。
日銀が大手銀行などの保有株を買い取れば、銀行と上場会社の持
ち合い株式の解消売り圧力が弱まり、株式市場の需給が好転すると
の期待感から、自動車、通信、鉄鋼など銀行の保有比率が高い銘柄
が総じて値を上げている。ただ、株を買い戻す動きが一巡した後は
、「政府の『改革の基本方針』で、日銀のような思い切ったデフレ
対策が盛り込まれるか見極めたい」(大手証券)との見方もあって
、株価は伸び悩んでいる。
市場では、主要国の中央銀行としては例のない日銀の政策転換に
対する前向きな評価と慎重な見方が入り交じっており、バークレイ
ズ・キャピタル証券の山崎衛チーフエコノミストは「日銀による銀
行保有株買い入れは、不良債権処理の側面支援策でしかない。政府
が不良債権問題の解決を加速させる対策を打ち出して実行に移さな
ければ、株価下落の不安を緩和するだけで終わってしまう」と指摘
する。
くいっくより