現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
ドル・円東京外為市場概況
2002年9月18日(水曜日)−株式会社フィスコ 担当 山下政比呂
[ドル・円東京為替市場概況]
*12:01JST
ドル・円相場は、日銀金融政策決定会合の結果を待つ形となっている。もし、新たな金融緩和策がとられなければ、失望売りとなり、121円台前半あるいは120円台後半まで売られる局面も想定する必要がでてくる。この押しの目処は、上昇局面での高値120円71銭処。その場合、第三の選択肢としてドル買い円売り介入をやる、というのが黒田財務官発言の真相だろう。そして、その介入は米国が黙認する、すなわち日米通貨当局によるドル・円のサポートが暗黙の了解としてある。しかし、その前提条件は、不良債権の処理であるから、日銀サイドからの更なる量的金融緩和が必要条件である。昨日の日足は、上髭の長い陰線で、前日の長い陽線に孕まれたいわゆる「孕み線」であり、天井付近での出現は上昇相場の反転を示唆するものである。123円43銭で短期的な天井を打ってもいい、すなわち、120円台まで押した後、125円台を目指す展開を示唆しているのだが。本日の日足が陰線となれば、このシナリオがメインになってくる。