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(回答先: ForexWatcher9/17 投稿者 Ddog 日時 2002 年 9 月 17 日 11:07:54)
<三菱証券・資金為替部為替課・部長代理 塩入稔氏>
前週末に伝えられた、日本通貨当局による円売り介入の可能性について言及した黒田財務官の発言などを手掛かりに、国内3連休のなか、海外市場では円全面安の展開となった。
テクニカル的にも、“黒田発言”が手掛かりとはいえ、節目と見られていた8月9日高値(121.37円)をブレイクしたことで、ドル/円は上値を探る展開になりつつある。
現状では、黒田発言の真意を測りかねるほか、足元の時価水準について、本邦輸出筋などの実需勢が売りを出してくるのかそれとも売りを見送ってくるのかが注目点といえよう。
朝方には、イラクが国連査察団を無条件で受け入れることで合意したと報道されるなど、米国などによる早期軍事行動懸念も後退しつつあり、少なくとも、ドルの下値不安はいったん払しょくされたと見ていいのではないか。
もっとも、122円後半は、レジスタンスとして大きなポイントが控えており、目先的にはここを上抜けるかどうかが焦点。ここを上抜けた場合は、120─125円のレンジ・シフトが予想されるが、久々に醸成されつつある”円売り”のテーマの持続性が注目されるところだ。