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(回答先: 米英の勝利と思います。 投稿者 hou 日時 2002 年 9 月 16 日 07:45:05)
米英が現在の政権を倒すことについてはなんら疑念を持ってはいません。
「国家対国家」のいわゆる戦争ではないという見方から、米英が勝利することはできないという主張です。
また、アフガニスタンも含めてですが、天然資源の権益確保であれば、軍事行動に訴える必要もありません。(世界に対する販売権益を抑えていますから、非軍事的な政治力とお金で済む話です。例えば、イラクに対してであれば、経済制裁解除と引き換えに資源権益を手に入れることもできます)
>アフガンをかたずけるには、イスラム過激派の精神的ささえであるフセイン政権を倒
>すことにあります。
イスラム過激派とフセイン政権の関係に対する大きな誤解に基づく解釈だと思われます。
イスラム過激派(=イスラム復興派)は、社会主義的近代主義を基礎とするバース党やその亜流であるサダム・フセインをこころよく思っていません。(端的には打倒の対象です)
そういうフセイン政権がイスラム過激派の精神的支えであるわけがありませんし、ムスリムの精神的支えはコーランであり神学者です。
イスラム過激派を物質的に支えているのは、通底としては金持ちを含むイスラム教徒であり、ときには、イスラム法国家(イランやサウジ)政府であり、米国や英国などの政府です。
フセイン政権は、同種の社会主義的民族主義運動であるパレスチナ(解放機構)とは親和性が高いものがありますが、イスラム過激派(=イスラム復興派)とは相容れない関係にあります。
ウサマ・ビンラディン氏が“何者か”の見極めは付いていませんが、彼は、ムスリムであるイラク国民の安全や生活改善を考慮しても、フセイン政権がどうなろうと知ったことではないというのが基本的スタンスです。