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経営再建中のダイエーに対し、新生銀行(旧日本長期信用銀行)が融資残高約800億円の早期返済を求めていた問題で、ダイエーが半分程度を年内に返済するなど、段階的に返済していくことで大筋合意したことが4日、明らかになった。関係者によると、UFJ、みずほコーポレート、三井住友の主力3銀行が、返済分の一部を肩代わりする方向で最終調整しているという。残りは数年に分けて返済する方針で、近く決着する見通しだ。
ダイエーは2月末、主力3行による5200億円の金融支援を柱とする新再建3カ年計画をまとめた。3月以降は、準主力金融機関11社に対し、融資残高維持と金利減免を求めていた。6月下旬には、東京三菱銀行、農林中央金庫など10社とは残高維持で合意した。しかし、新生銀は「再建計画の実現性が不透明」として、返済を求めていた。
政府が不良債権処理の加速を掲げたことで、株式市場で、ダイエーなど過剰債務を抱える企業に警戒感が広がっている。ダイエーの株価は4日、一時、前日比13円安の112円をつけた。終値は前日と同じ125円となったが、112円は今年6月に株式2株を1株に併合して以来の安値。株式併合を考慮すると、昨年12月14日につけた上場来安値69円を下回る計算だ。
【増田博樹】