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国内銀行の国債保有残高が8月末で81兆4413億円にのぼり、初めて80兆円を突破したことが3日、日本銀行のまとめで分かった。8月の平均残高も80兆5464億円で、過去最高だった。株価が低迷し、景気の先行き不透明感が強いことから、銀行が、安全性の高い国債を積極的に購入していることが原因。企業の資金需要が低下している中で、日銀による金融緩和策で市場に供給された資金が国債運用に集中している格好だ。
まとめによると、国債の保有残高は、今年3月ごろから増加傾向が鮮明になり、8月末は3月末に比べ、15兆1794億円増加した。このため、3月に年1・4%台だった長期金利は1%近くにまで低下(債券価格は上昇)している。
市場では、今後急速に国債価格が下がって金利が上昇するとの見方は少ないが、いったん国債価格が急落すれば、銀行が多額の含み損を抱える“爆弾”となるだけに、国債保有残高が増加し過ぎることへ警戒感を示す声もある。
(10月4日03:09)