現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
スイス製薬大手ロシュ傘下に入った中外製薬の永山治社長は3日、東京都内で記者会見し「05年度に売上高3150億円を達成し、国内医療用医薬品市場のシェア5%を握りたい」と述べた。実現すれば01年度よりシェアが約1%アップする。
中外は1日付でロシュの日本法人と合併。ロシュの持ち株比率が50.1%となり、国内大手製薬で初の外資系企業になった。永山社長はまた、03年度中に国内7工場を再編し、売上高に対する営業利益率を、05年度に01年度より約7%高い20%を目指すと説明。同席したロシュのフランツ・フーマー会長兼CEO(最高経営責任者)は「日本流に従うのがロシュの企業理念」と述べ、中外の自主経営を尊重する意向を強調した。
国内製薬会社は、新薬開発費の増大や薬価引き下げ、外資の攻勢などで厳しい環境に直面しており、「最大手の武田薬品工業以外で単独で生き残るのは不可能」(国内製薬社長)との声も出ている。【宇田川恵】