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福田康夫官房長官は3日午前の記者会見で、政府が検討している不良債権処理の加速策について「(18日の)臨時国会召集前に方向性を出すのはちょっと難しい」と述べ、取りまとめは今月下旬になるとの見通しを示した。
また福田長官は、竹中平蔵金融・経済財政担当相が提案している、来年4月のペイオフ(預金の払戻保証額を元本1000万円とその利子までとする措置)全面解禁を1〜2年間延期する案について「ペイオフ延期だけを決めるわけではない。全体を見て総合的に判断する」と述べ、市場や雇用面への影響なども含め総合的に判断する考えを強調した。