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保守党の野田毅党首は14日午前、和歌山県那智勝浦町で開いた保守党全国研修会で講演し、小泉純一郎首相が日米首脳会談で不良債権処理を加速させると表明したことに関連し「(金融機関への)公的資金の再投入は避けられない。税制の面で10年程度損失の繰り越し、繰り戻を認めるべきだ」と主張した。
「デフレ対策抜きに不良債権処理はあり得ない」と指摘。首相が2002年度補正予算の編成に消極的な発言をしていることについて「国債発行30兆円枠の束縛がすべての元凶だ」と批判し、需要喚起策として補正予算の編成が必要との考えを強調した。財政再建策として、消費税を基礎年金、老人医療、介護保険に充当する「社会保障税」と名称を変更し、福祉目的税化すべきだと力説した。(12:02)