現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
石油輸出大国として国際市場に台頭してきたロシアが、石油危機に対応する戦略備蓄の検討に入った。障害は多いが、実現すれば石油輸出国機構(OPEC)の市場支配を突き崩す武器となり得る。1日から米ヒューストンで開催の「米ロ・エネルギーサミット」でも議題に上る見込みだ。
ロシア石油業界筋によると、プーチン政権は2001年の年間輸出量の約3分の1に当たる5000万トン規模の戦略備蓄を本格的に検討。インフラ整備には200−250億ドルが必要と見積もっているという。
後押しするのは、エネルギー分野でロシアと「新パートナーシップ」を結びながらイラク攻撃の機をうかがう米ブッシュ政権。
市場で需給関係が逼迫(ひっぱく)した緊急時に、米ロが備蓄分の放出など機動的に対応できれば、OPECの影響力は確実に低下する。