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1日の東京株式市場は、前日の米株式市場の大幅安の流れをを受けて幅広い銘柄に売り注文が先行、ほぼ全面安となった。TOPIX(東証株価指数)は続落し、取引終了間際には一時、前日終値比20.10ポイント安の900.95と900ポイント割れ目前まで下落した。終値は同17.68ポイント安の903.37。日経平均株価も続落し一時、同240円01銭安の9143円28銭まで下げたが、終値は同221円03銭安の9162円26銭だった。
多額の株式含み損を抱える銀行や証券など金融株が値下がりしたほか、企業業績の先行き不透明感から、米経済への依存度の高い自動車など輸出関連株にも売り注文が集まった。東証1部の値下がり銘柄数は1171で全体の約8割に達した。
市場では、世界的な株安基調に対する警戒感が強く、「政府の経済対策が具体化するまで株価は不安定な値動きが続くだろう」(大手証券)との指摘も出ている。
【斉藤信宏】