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水産庁が9日発表した02年度の資源評価で、日本近海のマイワシやマサバの資源量が急減していることがわかった。特に東シナ海から日本海に回遊する対馬暖流系群のマイワシは資源量の落ち込みが著しく、水産庁は「専門的な漁は避け、漁網にやむを得ず混獲される程度」に抑制するべき状況、と指摘している。
激減の原因として乱獲や気候変化の影響などが考えられるが、対馬暖流域のマイワシ漁獲は日本だけでなく韓国、ロシア漁船も減っているため、はっきりしない。11月に開く水産政策審議会で来年の漁獲可能量を設定するが、マイワシなどの漁獲量の制限も検討される見通しだ。
水産庁の発表によると、最も減少が激しいのは対馬暖流系群のマイワシで、89年に年間漁獲量は160万トンもあったが、これをピークに95年以降大幅な減少が続き、01年には1400トンにまで激減した。01年の推定資源量も2300トンと過去最低に落ち込んだ。太平洋側のマイワシや、マサバの資源量も減少している。【荒木功】
[毎日新聞9月9日]
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当然なことですが、近隣諸国や国際的な場でクジラばかり保護するのでなく、食用の魚の資源保護に動き出さなければ、漁業資源は枯渇する一方になり下手をすると、健康食品の魚の値段が上がり出すことになりかねません。