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http://www.weeklypost.com/jp/020920jp/index/index1.html
去る7月、小泉純一郎首相は、「3月危機だ、6月危機だといわれたが、今は何月ですか? 危機なんてなかったでしょう」といって、またもそれを「改革の成果だ」とこじつけた。では、ついに訪れた≪9月危機≫は、“改革の失敗でした”と潔く認めるのか。メンツばかり気にする為政者と責任逃れに躍起になる経営者のはざまで、いよいよ大銀行が土壇場に追い込まれた。
「問題はみずほとUFJ。ともに不良債権や含み損を処理する余力を使い切っており、予想外の株価下落や新たな不良債権が発生すれば、即、経営に重大な影響を及ぼす」(財務省幹部)
株安の中で両行の“危機の引き金”となりかねない最大の懸案として、「みずほの朝日生命株」と、「UFJの資産切り売り」が挙げられている。
朝日生命は、三菱グループの東京海上との経営統合計画が見直されたことなどから、今年2月には経営改革案を発表して再建のさなかにある。みずほは同社に数千億円規模の資金援助をしており、同社立て直しの成否は重大な意味を持つ。が、株安の中で、同社のみならず、同社が主要株主となっている関連企業の株にも値下がりが目立ち、株安問題の象徴になっている。
一方、UFJは株の含み損や不良債権を処理するため、まさに極限まで体力を削ってきた。それ自体は前向きな対応と評価できるが、危機の深刻さの裏返しでもある。