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日銀が9日発表した8月の国内卸売物価指数(1995年=100)は94.4となり、前年同月に比べ0.9%下落した。前年の水準を下回るのは23カ月連続。ただ、原油価格の上昇を背景に石油・石炭製品などの価格が上昇し、下げ幅は13カ月ぶりに1%を下回った。前月比では6カ月連続で横ばいだった。
品目別では、電気機器がパソコン本体やパソコン用部品の価格下落を受けて、前年同月比4.7%の大幅な下落。一方で石油・石炭製品が同4.0%上昇。内装用の薄板などが値上がりした鉄鋼も同2.4%上昇した。
前月比では、食料用農畜水産物が1.3%上昇。「焼き肉用の需要増加を受けて牛肉などが値上がりしたため」(調査統計局)という。電気機器、非鉄金属などは下落した。(10:46)