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ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)米金融最大手シティグループ(NYSE:C)は8日、チャールズ・プリンス最高執行責任者(COO)(52)がグローバル・コーポレート・アンド・インベストメント・バンク(GCIB)部門の会長兼最高経営責任者(CEO)に就任すると発表した。前任のマイケル・カーペンター氏は、シティグループのグローバル・インベストメント・グループを率いることになる。
シティグループのGCIB部門にはシティバンクの法人銀行事業と傘下の証券会社ソロモン・スミス・バーニーが含まれる。プリンス氏のこれまでの担当業務はロバート・ウィラムスタッド社長が受け継ぐ。
またシティグループは、新たに「ビジネス慣行委員会」を設立したことを発表した。シティグループのサンフォード・ワイル会長兼CEOは「最近の出来事を通じて、事業慣行を見直し、適切な変更措置を講じる必要性を認識している。これまでもカーペンター氏を中心に調査部門などの改革を進めてきたが、今後は変化工程をさらに促進する」と述べた。
証券会社プルデンシャル・セキュリティーズのアナリスト、マイケル・メイヨ氏は3日、シティグループが「直面する問題に関して積極的な認識、対応ができていない」として、同社の投資評価を「ホールド」から「セル」に引き下げていた。シティグループの6日終値は前日比98セント(3.34%)高の30.28ドルだった。