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産業機器大手の仏シュネデール・エレクトリックは7日、店頭上場会社の操作表示器メーカー、デジタルを株式公開買い付け(TOB)により買収することで基本合意したと発表した。デジタルの技術を元にファクトリーオートメーション(FA)分野の開発力を高めるとともに、日本市場での販売を強化する。
TOBは全発行済み株式が対象で、買い付け価格は一株当たり3800円。6日終値(1800円)より高く設定し、100%子会社化を目指す。デジタルの現経営陣は保有する全株式(持ち株比率31.54%)をTOB時に売却する。
シュネデールが全株を取得した場合の買収額は251億円。買収後もデジタルの現経営陣がそのまま残り、経営にあたる。
シュネデールは産業機械の制御機器と操作表示機器を一体化した製品の開発を急いでいる。中・大型の操作表示機器で日本最大手のデジタルを傘下に収め、新製品の開発を加速する。デジタルが持つ日本国内の販路を活用し、これまで手薄だった日本市場の本格的な開拓にも取り組む。
(21:03)