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日銀の速水優総裁は6日、名古屋市で記者会見し、株式市場の低迷に関連し、「最近の株安で、金融機関の経営が直ちに揺らいだり、金融システムの安定が損なわれることはない」と強調した。その上で「株価の現状や変化が、金融機関経営に与える影響を細心の注意を払ってみていく」と語り、引き続き警戒感を持って株価動向を見守っていく姿勢を示した。
総裁はまた、「これ以上、日銀が金融市場への資金供給を増やす必要はない。金さえ出せば(株安を含む)デフレがなくなるという考え方をとるつもりはない」と述べ、株価浮揚の一環として、一層の量的緩和を実施することを改めて否定した。さらに、「銀行と企業の株式持ち合い解消や家計による直接投資が進まないと、金融・資本市場は正常化しない」と、構造改革や規制緩和の重要性を重ねて訴えた。